日本伝統工芸品販売

11紀州漆器の歴史

紀州漆器の歴史

紀州漆器は、和歌山県に伝わる伝統工芸品です。
明治維新後、廃藩置県により紀州藩の保護を失った紀州漆器は危機に陥ります。しかし柔軟な思考を持ち、チャレンジ精神旺盛な南国気質の紀州人。
職人たちは新しいことにチャレンジすることで伝統を守ってきました。
明治12年には他府県の沈金彫の技術を導入。
明治31年、京都から蒔絵師を招き、さらなる技術の向上を図りました。今まで築き上げた伝統と技術を持った職人が、
他の産地の職人に頭を下げ、教えを乞うことはどんなにか勇気のいることだったかと、
それでも冷静に紀州漆器に足りないものは何かを模索し、それを吸収することで守りたかった。
明治時代の職人たちの意識の高さには、頭が下がる思いです。
そうして他の産地の技術を導入し、さらに次々とオリジナルの変り塗が考案され、
紀州漆器はさらに独自性の高いものとなり、昭和53年(1978年)には通商産業省より伝統的工芸品に指定されました。
常に日常の暮らしとともにあった紀州漆器。
人々の暮らしの中に溶け込み、愛される「日用品」として現在も従来にとらわれない新しい取り組みにチャレンジし、
進化し続けています。.

漆器の取り扱い

漆器の取り扱い

漆器は扱いが難しいと言われます。
しかし、基本的なことさえ理解しておけば、
二代、三代にも渡り、永くお使い頂けるものです。

•直射日光(紫外線)に当てないでください。変色します。
•湯水に長時間浸さないでください。
ふやけて剥げやすくなります。洗った後は必ず水気をふきとって下さい。
•ストーブやヒーター・クーラーなどの、冷暖房器具のそばには置かないでください。
•極端に湿度や温度の高い場所には置かないでください。
•皿洗機や電子レンジ、オーブンには使用できません。
上記のことさえ気をつけて、直射日光や極端な温度.湿度の変化をさけ、
滴はこまめにふきとることで、永く永くお使い頂けます。.

できあがったばかりの漆器は、うるし特有のにおいがあります。
お湯を注いだときなど、熱によってにおいが出ることもあります。
においが気になる方に、におい取りの方法をご紹介します。

•日陰で風通しの良い場所に一週間ほど陰干しする。
•米びつの中に、数日間入れておく。
•日本酒又は食用酢を含ませた布で拭いて、その後お湯で洗う。

基本情報


商号 芝長工芸
設立
住所 和歌山県 海南市 且来233-1
従業員数
取り扱い品目 紀州漆器
メールアドレス shibachou505@yahoo.co.jp
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400余年の歴史を誇る「伝統的美術工芸品」 上品な半月盆。お祝いや贈り物に。 黒の中塗りのあと、紅葉型にマスキングを施した上に金梨地でぼかしを入れました。 そのため、非常に表情豊かなグラデーションが美しい仕上がりとなっております。 何層にも塗り重ねることで、下の黒字と梨地との間で微かな段差があるのが特徴です。 幾重にも重ねられた色彩が魅力的な一品です。 【サイズ】39×33.7×1.1cm 【備考】 ※お使いのモニターによっては、商品画像と若干の色合いの違いがございます。 ※手作りの為、形や寸法などに若干の誤差がございます 。
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400余年の歴史を誇る「伝統的美術工芸品」 木地呂塗りは塗師の伝統技法の中でも特に高度な技術を要します。 木目を下地で埋めて研ぎ出し、透き漆で何度も塗り重ねます。 その上美しい木目を愉しめる。 職人が長年築き上げた伝統技術がそれを可能にしました。 木地呂のもうひとつの醍醐味は「経年変化」。 飽きずに毎日使う、すると少しづつ漆に変化が出てきます。 劣化ではなく、変化。漆だけが持つその変化を愉しんでください。 小物や書類をおしゃれにお祝いなど贈り物に大切なものを、ちょっといいものに。 木目をいかす美しい木地呂(きじろ)塗りです。 お部屋にあるだけで、どことなくクラシカルで上品な雰囲気に。 ※底部分を逆さにして、飾り台としてもお使い頂けます。 【サイズ】330×255×57mm ※お使いのモニターによっては、商品画像と若干の色合いの違いがございます。 ※手作りの為、形や寸法などに若干の誤差がございます 。
¥8,250(税込)

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