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手描き友禅は開発されて400年あまりたちます。 その技法は、初期の頃にはすでに確立されていて、現在とあまり変化は無いのだそうです。 しかし、描かれる内容は、その時代の文化を反映するような題材が描かれて来たのでしょう。 昔の着物の写真集 などを見ていますと、馬の鞍とか、お城とか、こんな図柄が身に纏うものに描かれることへの驚きと、それを注文した人物への興味が湧きます。 佐藤洋宜さんは、友禅師のなかでは中堅の世代で、今や 油が乗り、新作を精力的に発表しています。 佐藤さんの作品の特徴は「遊び心」と言えるでしょう。 伝統と現代性それぞれの魅力を取り入れて楽しませてくれます。 ですから観るだけでも楽しめるのです。 .....
東京本染は注染という技法を用います。染めない部分や他と色を変える部分を防染糊で覆ったり、囲ったりしながら長い生地を折り返し 作業を繰り返します。20~40枚分重ねた生地に、注ぎ口の細い薬缶で上から染料を注いでいきます。 また一か所に2色 以上の染料を注ぐと”ぼかし染”ができます。 何層にも重ねた生地を一度に染めるため、下から減圧し染料を下まで行きわたらせます。 生地を裏返し同じ作業をするため裏表しっかり染まり、味わい深い本染浴衣や本染手拭が染め上がります。 .....
江戸切子(えどきりこ)とは、ガラスの表面にカットを入れる技術自体のことです。 江戸切子は、1834年(天保5年)江戸大伝馬町の びいどろ屋 加賀屋久兵衛が、 金剛砂を用い、ガラスの表面に彫刻することを工夫したのが始まりです。 嘉永六 年(1853)の黒船・ペリー来航の献上品の中に加賀屋の切子瓶があり、 その細工にペリーが驚いたという逸話もあります。 明治時代に入って、ヨーロッパのカットグラスの技法が、工部省品川硝子製造所から導入され、ガラスの表面に様々な模様を施すガラス工芸の技法が確立され、今日まで伝承されています。 代表的なガラス工芸・和食器・テーブルウェアとして認知されて来ております。 これからも、どうぞご愛顧ください。 .....
小宮商店は昭和5年に創業した傘専門の会社です。今では稀少となった日本製の傘を、昔ながらの丁寧で緻密な製法で今も作り続けています。 この機械化の時代、ラインに乗せれば傘も全て自動で作られると思われがちですが、いまだに傘はほとんどすべて工程で 「人の手」を必要とする製品です。 そのため、最終的には作る人の経験と知見が出来栄えを左右する、 大変デリケートで奥の深いものです。熟練の職人が1本1本手作りで仕上げた傘は丈夫で洗練されていて気品があって…。なんだか持つだけで嬉しくなれる「一生モノ」にしたくなる傘です。 東京都伝統工芸品~「東京洋傘」 2018年3月、「東京洋傘」が東京都により伝統工芸品として指定されました。 日本の洋傘製造の発祥地である東京では、100年以上前から続く伝統的手法をほぼ同じ形で現在に受け継いでいます。 文化や情報の集まるこの地で、伝統的技法を保ちつつ機能やファッション性を発展させた洋傘を「東京洋傘」と呼んでいます。 .....